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ライブレポ:令和もあの世で詫び続けた!「LIVE・A・LIVE・A・LIVE 2019 新宿編」 #LALAL2019

2019/8/31(土)に新宿Renyで行われたSFCソフト「LIVE・A・LIVE」の25周年記念ライブ「LIVE・A・LIVE・A・LIVE 2019 新宿編 ~25th Anniversary~」の夜講演に昭和の男が参戦してきました。本記事はそのライブレポになります、というか最高だったぞうおおおおおおお!!!!

余談ですが筆者は昨年開催されたLALALにも参加してます、そのライブも最高でしたが、今回も本当に最高でした。以下にライブの感想を述べてゆきます。

mtdrk.hatenablog.jp

 

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「ゲーム作曲家下村陽子さんが語る情熱の作曲人生」を聴講しました。

2019/8/18にNHKカルチャーセンター梅田教室で開講された、「ゲーム作曲家下村陽子さんが語る情熱の作曲人生」を聴講してきました。今回は聴講した感想を述べてゆきます。

講義はインタビュアーを交えてのトーク形式。下村さんの生い立ちや仕事などを振り返りながら都度下村さんがその時の思い出をたくさんお話してくださいました。

印象的だったのは、インタビュアーから色んな話題を振られた時に、下村さんがその話題に関係するエピソードを、とてもたくさん(しかもめっちゃ面白い)お話してくれたことです。この時にこんな事があった、このエピソードの時はこんなことを考えていたなどなど、その時下村さんが思ったこと、感じたことを生き生きと話されていました。

筆者は同じNHKカルチャーセンターの講演会で、植松伸夫さん、光田康典さん、伊藤賢治さんの講演を聴講した経験があります。その他の方と比べて下村さんは作曲をする時に自身の気持ちや感じたことをとても大切にされる方だという印象でした。勿論ご自身がピアノをずっと習っていたとか、音楽大学に通われていたことなどから、音楽の知識や技術はしっかりとある方なのですが、それ以上にご自分の感性を大事にされている印象でした。

例えば「ストリートファイターⅡ」の楽曲制作の話題になった時「そもそもゲームの音楽なんてほとんど知らなかった」とご自身で振り返っていました。その当時のことを思い出しながら、「(リュウのテーマの話になって)そもそもベースドラムにディレイをかけるなんて不思議」「(ブランカのテーマの時には)和音やスケールで考えると、この転調は不自然に感じて、他のスタッフさんに修正されそうになった」などといったエピソードを振り返りながらも、「音楽の知識等から考えれば少し違和感を感じるようなことでも、それが合っていると思ったものを作っていった」と振り返っていました。

また「ファイナルファンタジーⅩⅤ」の楽曲制作の際は「NOCTIS」という曲が話題に取り上げられたのですが、下村さんは「主人公ノクティスの内面を表現したかった」と話されています。この時下村さんはノクティスの内面についてとても深く細かく述べられていました。開発チームから伺ったノクティスのキャラクター像からその心情を考え、そのキャラクターの核となる姿をしっかりとらえて曲に仕立てた、と筆者はお話を聞いて感じました。「FFXV」を遊んだ筆者は、この曲がノクティスのことをまさにしっかりと表していると感じていたからです。この洞察力とキャラクター像の底の底まで表現することができる感性が、下村さんが作る曲に良く表れているのではないかと感じました。

その他色々なお話をされていましたが、そこから伺えたのは下村さんの集中力の強さです。夢中になると時間が経つのも忘れてしまう、集中しすぎて時々関係各所に連絡を忘れてしまう……なども話されていましたが、曲作りに対する熱量はとてもはかりしれないものだと思いました。

自身の気持ち、これから作る物への深い洞察力、浮かび上がったメロディを曲に仕立てる集中力、納得いくまであらゆる手を尽くすこだわりの強さ、などなど下村さんの作る魅力的な曲の裏側をほんの少し覗けた気がした、そんな講演会でした。

雑記:ゲームプレイが遅いという悩み

だらけはゲーム好きではありますが、ゲームを購入して、遊んで、クリアするまでは非常にゆっくりとしたペースです。

プレイ時間でいえば、ゼノブレイドで125時間、ゼノブレイド2で200時間、アクションゲームのゼルダの伝説スカイウォードソードで100時間くらい。その他もろもろありますが、1つのゲームをクリアするために3か月くらいかかるのは当たり前の感じです。

時々不安になります。

自分がゲームを購入して、さぁはじめようかとする頃には既にツイッターのフォロワーたちはクリアして感想を言い合っている。ブログにまとまったレビューを書いたりもする。そしてまた次のゲームを遊んでいる。

時間が経つごとに面白そうなゲームが次から次へと発売される。あれもやってみたい、これもやってみたいと考えているとパッケージ開封にすら手を付けないゲームが山ほど積みあがってゆく。

比べたから何かが解決するというわけでもないのですが、比べることで生まれてくる悩みがあります。自分はゲームを楽しむ習慣を確立することができないんじゃないかと。時々不思議に思ってしまうんです、周りの皆はどうやってそれだけ早くクリアができる(しかも周回要素や実績などもコンプリートする)のか、それだけゲームをする時間をどうやって生み出しているのか。

自由な時間が多いと思われる学生さんたちだけでなく、仕事をしている人、家事や子育てに頑張っている人、皆それぞれ各々ゲームを遊んでクリアしているのに、自分はなぜそういったことが出来ないのだろうかと。勿論クリアが早いことが全てではないとはわかっているのですが、それでも満たされないものがあります。

だらけ自身はゲームを遊んで、その感想を他の誰かと話し合ったり、はたまたその感想や考察などをまとまった文章として書くことが大好きなのですが、そもそもそういった一連のことが不向きなのでは、とも時々思ってしまいます。

岩田聡さんの言葉で、自分が好きなことより、自分が得意なことを見つけようといった趣旨の言葉があります。もしかしたら、私はゲームは好きだけどプレイは苦手なのかもしれない、ということが怖くなってしまうこともあります。

なかなかどうして、楽しむってのは難しい。

プレイ日記:オクトパストラベラー11日目

各キャラクターの4章を進める

 

アーフェン4章

オーゲンとの出会いは運命だったのかもしれない。アーフェンが迷いに迷って辿り着いた場所は、命の恩人に教えてもらったあの心構えだった。「命を選り分けるなんて俺にはできねえ。この手で救えるならどんな命だって救ってやる」と腹を据えたアーフェン。彼の生きざまは決まった。アーフェンの独自スキル「聞き出す」の使い方が実にこころにくい。アーフェンの恩人は、時を超えても確かにアーフェンの心の中で生きていたことがとてもいい。受け継がれてゆく魂。アーフェンにまた元気が戻って本当によかった。

 

トレサ4章

初めてグランポートを訪れた時の感動が忘れられない。ゴールドショアの美しい

砂浜と同じ海岸線を登って開けた入り江の港町の明るさ、そして街を彩る陽気な曲が迎えてくれて心が躍った。夢にまで見た晴れ舞台を見た時のトレサの気持ちが分かった気がする。各所にいる正規の登録承認から持ち物を盗むのはちょっと心が痛んだ。トレサ編のラスボスは意外な人物、というかそれまで全く縁のない人物だったのでバトルになった時は戸惑った反面そこそこ強くて苦労した。そして、アーフェン編でも聞いた男の名前「グラム・クロスフォード」。この8人の旅の先に繋がっているのだろうか。

 

オルベリク4章

「俺の剣は大切なものを守る為の剣だ」と再び自らが剣を振るう意義を取り戻したオルベリクは、友を唆した者が支配する街へたどり着く。隠遁していた村で触れ合った子供を守り、迷いの中で様々な者と触れ合いながら彼らの笑顔を守り、そして友と共に街を守ったオルベリク。恐怖で人を支配し、己の為だけに生きる男よりも、守るべきものをたくさん背負った男の方がずっと強い、という展開は激熱でした。「フィニスの門」という単語が語られた。この世界では、裏で確実に何かが蠢いている。

プレイ日記:オクトパストラベラー10日目

サイラス3章

窮地に陥った彼を救ったのは意外な人物だった。女の一念ここにあり、サイラスはもっと周りの女性が自分のことをどのように思っているかを意識したほうがいい。絶対そっちの方がいい。けど気づかないんだろうなぁと。サイラスの敵は「知識を自らの為だけに独占しようとした」人物だった。オクトパストラベラーに出てくる「悪」はその敵と同じように描かれていると感じる。力や権力を己の利益の為だけに使う者。そしてそんな人たちに苦しんでいる人たちを助け、自由を取り戻そうとしているのが主人公たち。戦う目的、旅する場所はそれぞれ違うけれども、実は心のうちに流れている信念は皆同じものなのだと感じた。

 

オフィーリア3章

3章は物語の「転」に当たる場面であり、それまで(自らの目指す目標に対して)順風満帆だった主人公たちがあらゆる形で躓き、傷つくことを経験する。そしてそれはオフィーリアも例外ではなかった。自らが信じているもの、当たり前のようにあったものが無くなった時、人は傷つき、戸惑う。そんな人に手を差し伸べてくるものは、本当の友達か、もしくはその悲しみにつけこむ悪人のどちらかなのだけれども、それってとても悲しいことなんだと思う。オフィーリアは友の安否を追う。

 

プリムロゼ3章

プリムロゼの境遇はとても辛く、彼女が選んだ道もまた暗く辛いものだと思う。それはもう十分わかっていたはずなのに、さらに悲劇が彼女を襲う。これでもか、これでもかとばかりに彼女の幸せを抉る。よく生きてくれた、と心から思う。自分が追い求めていたよりも、さらにどす黒い影に向かってプリムロゼは短剣をむけた。

 

レベルが40以上になり、各々のジョブアビリティは極めたので各バトルジョブをそれぞれローテーションしている次第。上位ジョブの祠を見つけたけれども、とてもじゃないけど勝てない。バトル3が通常バトル曲にはもったいないくらいの勇ましさ。