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プレイ感想:ゼルダの伝説 スカイウォードソード

先月、のんびりとプレイしてきたゼルダの伝説スカイウォードソードをやっとこさクリアしてきました。いや本当に楽しかったです。これまで神々のトライフォース時のオカリナムジュラの仮面風のタクト、夢を見る島とプレイをしてきましたが(トワイライトプリンセスGC版はまだ途中)また思い出に残る作品が一つ増えました。

公式サイト
ゼルダの伝説 スカイウォードソード

こんなところがおすすめ

Wiiリモコン操作の魅力をフルに活用したアクション
ファイとの二人旅
サイレンのスリル

Wiiリモコン操作の魅力をフルに活用したアクション
2011年の任天堂カンファレンス( Zelda: Skyward Sword - 11 Minutes NEW footage - Miyamoto inside - Nintendo Conference 13.09.2011 - YouTube )で宮本さんが話していた「新しい体験、インタラクティブの新ジャンルが出来たんじゃないか」という言葉通りの新体験。Wiiが発売された時に「こんな操作ができたらいいな!」と思っていた操作がモーションプラスによってやっと実現できたと思います。
特筆すべきはやはり剣さばき。Wiiリモコンを上下左右に振ると、その軌道に合わせてリンクが剣で斬ってくれる。これによって敵との戦いがこれまでの作品に比べてさらにスリリングなものになりました。ボス敵だけでなく、中ボス、雑魚キャラに対しても、しっかりと向きを定めて剣をさばくことが必要になる為、慣れていない頃は雑魚を倒すのも一苦労。(特に序盤のデクババ・ボコブリンは剣さばきの練習にとてもいい敵でした。)しかし操作が一度染みつけば、敵を倒すことが気持ちよく、またリンクがかっこよく剣をさばいているのを見て「自分もカッコよく戦えている!」という気持ちになれます。ダッシュも簡単操作で出来るため、素早く華麗な動きも実現。是非ともこのアクションでゼルダシリーズは続いてほしいと思いました。

印象に残ったボス戦は、ダ・イルオーマ、モルド・ガット、ギラヒム戦のすべて。剣さばきの向きを考えながら戦う戦闘がしびれました。私は盾をほとんど活用せずにヒット・アンド・アウェイで戦っていたのでどのボスもかなり苦しめられましたが、盾を活用すれば戦闘の難度も変わるでしょうし、なによりカッコいい(ここ重要)戦闘になると思います。

その他のアイテム操作、弓矢、爆弾、ムチ、ビートルなども魅力的。弓矢操作はヌンチャクで「ひきしぼる」操作ができるため、かなり本格的に感じました。おススメはビートル。Wiiリモコンを傾けて飛ばすラジコン操作はとても精度がよく、ダンジョン攻略に大いに役立ってくれました。

ファイとの二人旅
今回は女神の剣を手に入れた時から、剣の妖精「ファイ」がアドバイザーとして旅をリードしてくれます。ファイについては社長が訊くでも話されてますが( 社長が訊く『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』 )これまでの相棒に比べて格段に的確な指示・情報を提示してくれます。敵モンスターの名前は勿論、行動パターン、性格、倒した数、そして旅先で出会う人々の名前、性格、特徴なども的確に(時に辛らつに)リンクに教えてくれます。これによって敵にも登場キャラクターにも愛着が湧きます。特に敵の攻略はかなり的確にポイントを教えてくれるため頼りになりました。それはボス戦の時も同じ、戦況が変わるごとにファイのアドバイスも変わってゆくので必見です。ただ初見時はファイのアドバイスなしでボス戦を攻略してゆくのも面白いかもしれません。私はボス戦の時にファイのアドバイスを「残さず聞きたい!」という気持ちが優先していたため、全部きいてしまいましたが、今作はボスとの一騎打ちがとてもスリリングなものである為、最初はアドバイス無しで攻略すると楽しみがグッと増すかと思います。

また、旅先で見せてくれるファイの歌声とダンスは必見です。

サイレンのスリル
社長が訊く社長が訊く『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』 )でも触れられていましたが、今回は一度訪れた場所、ダンジョンを複数回往復してゲームを攻略してゆくことになります。その際に「サイレン」という鬼ごっこのようなゲームがあります。アイテムなし、剣・盾なし、ファイのアドバイスなし、などリンクが丸腰でこれまでのフィールドの地形を駆け巡り、落ちているアイテムを集めるゲームです。道中には敵が点在しており、監視役の敵、感知すると襲ってくる敵などがいます。敵の攻撃をうけると、もう一度最初からやりなおしという、まさに見つかって捕まったらおしまいと言う「鬼ごっこ」そのものです。これがなかなか難しく、そしてかなりドキドキするものでした。これまでも時のオカリナでゲルド族につかまった時、風のタクトでの魔獣島などでも体験してきたものでしたが、丸腰で歩き回ることの不安、そして敵に見つからないように移動することのスリルが今回はとても面白かったです。それを可能にしているのは、広く、起伏に富んだ個性的な地形があるからこそ楽しめるものだと思います。物語を進め、アイテムをゲットし、その新しいアイテムで道を切り拓いてゆくというのが基本的スタイルのゼルダシリーズですが、丸腰でフィールドを駆け巡るというこれまでとは真逆の方向で楽しむことができるのは新しい体験でした。これはAボタンによってダッシュが出来るようになったことが大きいと思います。(これまでのように前転だけしていると、行動に制限が生まれていたと思います。)


水彩画のように柔らかく描かれたグラフィックもとても美しいですし、何より今回のゼルダはかわいい!というのも付け加えておきます。
個人的には「ゼルダといえば時のオカリナ!」と言う人たちにこそプレイしてもらいたいと思いました。リモコン+ヌンチャクの新しい操作感は一度味わったらやみつきになると思います。これまで発表していたゼルダシリーズもこの操作でリメイクしてほしい!と強く思うほどに、素晴らしい操作感だと思いました。やり込みもあり、人々との関わり合いもあり、などこれまでのゼルダシリーズの面白さも十分に詰め込まれた、まさに「濃密ゼルダ」の名に恥じない素晴らしい作品でした。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱)

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