知らないことだらけ

ゲームとゲーム音楽と雑記

雑記:無事に誕生日を迎えられた

今年も誕生日を迎えることができた。

よかった。

ここ数年、はっきりとした目標があるわけではなかったけど、仕事をして、お金を稼いで、時々お出かけして、ゲームして、考えて、といった生活が続けられていることがよかった。

この一年は「我慢を減らす」を心がけていきたい。

無理をして身体や心を壊すこととか、

変に遠慮してコミュニケーションをギクシャクさせることとか、

「我慢で解決すること」を少しずつやめていこうと思う。

我慢ではなく、自らの意思で動き、話して、残していこう。

 

色々と考えていたら、モノリスソフトから最高の誕生日プレゼントが届いた。

 

 

モノリスゼノブレイドクロスを忘れていなかったんだ……!!

それがただただ嬉しかった。

 

やりたいゲームがある、

ゲームについて語りたいことがある、

共にゲームを遊んだり語ったりしてくれる人がいる。

十分幸せな人生なのかもしれない、だからもっと幸せになりたいと思った。

プレイ日記:オクトパストラベラー6日目

プリムロゼの2章クリア。

これはあれですね、ニンジャスレイヤーですね。

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回想シーンで登場する親父さん。立派な親父さんとしか言いようがない。厳格で、正しくて……という理想の貴族の父だといえる。プリムロゼの心に刻まれた家訓であるが、果たしてプリムロゼはその信念を、その父を信じていいのだろうか……と不安になるばかりだ。

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妬み、憎しみ、報い……ドロドロとしたところをこれでもかと煮詰めて突き出してくるプリムロゼの物語はなかなか面白い。聖職者が憎しみのあまりに裏稼業に手を出すあたりがとても古典的でいい。憎しみは人を狂わせる、そしてその憎しみを救えると謳うのが悪の稼業……苦々しい。

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人の報いを代行するだけと宣う刺青の男、そしてそいつに「報いはまた次の報いを生むのよ」と啖呵をきるプリムロゼ。しかしプリムロゼが今やっている復讐劇、それこそがまさに次の報いを生むものではないか。もうどう転んでも真っ白でいられないプリムロゼ。君はそれでいいのか……この旅の果てに何かが残るのだろうか。ずっとそばに置いて握りしめていた短剣、そしてそこに刻まれた言葉は、本当に信に足るものなのか。

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オルベリクが実にいい。これほど真っすぐで頼もしいやつはいない。掛け値なしに人の想いを大事にするその人柄がとてもいい。仲間との距離感がちょうどいい。

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テリオンはツンデレ

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パーティチャットで明かされるハンイットの生い立ち。これからどんどんキャラクターのことが明かされてゆくのだろう、それが楽しみだ。

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各地を回ってバトルジョブを全部解放。パーティ編成が楽しくなるがますます悩みが増えた。今のところは、神官のサイラスと薬師のオルベリク、そして狩人のテリオンが大きなダメージソースになってる。サイラスの火力が心強い。写真ははぐれメタル的なネコを撃破したところ。めっちゃ稼げて嬉しい。

プレイ日記:オクトパストラベラー5日目

8人集まり、それぞれの第2章へ。迷ったけれども攻略レベルの低いプリムロゼからスタートさせる。スキップトラベルが街に到着しないと解禁されないので、とにかく一目散にスティルスノウへ。街の曲がとてもいい。ピアノとベルが鳴り響いて、静寂に包まれた感じが実に雪国っぽくて好き。

あと忘れないうちに書いておくと、新しいフィールドに来た時にバトル曲が変わるのは最高の演出だといつも思う。またバトル1とバトル2の雰囲気の違いがとても良い、というかいかにもバトル2って感じの曲がまたいい。オクトパストラベラーの曲はどれ素晴らしいから、曲だけを語りつくしたいとは思うけれど、作曲家の西木さんが既にnoteで語りつくしているので、なんだか気が引けてしまうのが正直なところ。

街に入ってすぐイベントではなくて、各キャラクターの物語を任意で始められるのはうれしい。何事も準備が必要なので、こういった配慮がとてもいい。オクトパストラベラーは痒いところに手が届くというか、プレイ時の不満点を丁寧に潰している印象。これはブレイブリーデフォルトからの慣習(体験版→アンケート→製品版にフィードバック)が上手く機能しているからだろう。

2章からパーティチャットが閲覧できると聞いていたので、攻略本を片手にパーティチャット発生条件に合わせて慎重にパーティを組んでゆく。一度逃すと二度と見られないときいたのでね。

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予想を裏切らないサイラスの運動音痴がいい。踊りの誘いを断るその切り返し方が実にスマートでなおいい。

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アーフェンの若さが実にいい。アーフェン薬の仕事まっしぐらでそっち関係は疎そうなのがまたいい。キャラ造形はとてもいい塩梅だと思う。カッコつけすぎず、カッコわるすぎず。

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プリムロゼのこの余裕である。23歳でこれだぞおい……踊り子という職業で修羅場を切り抜けてきただけのことはある。というかプリムロゼの2章まだ途中なのだけど既にドロドロしていて、なんかもうすごい。

 

2章をすすめたい気持ちはあるのだけれども、新しいフィールドの敵がとても手ごわくてバトルが不安になってさあどうしよう……と思いながらヴィクターホロウへ寄り道をしていると、祠を発見。

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噂のバトルジョブが解禁された。2章開始前に祠をすべて巡るべきか、それとも……こうして迷っている時がRPGの醍醐味だと思う。ますますバトルが面白くなりそうなので、また遊んでゆこう。

プレイ日記番外編:オクトパストラベラーコラボカフェにまた行ってきた

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懲りずにまたコラボカフェ行ってきました。当日は日曜のお昼時だったのでたくさんのお客さんと一緒に店内へ。アーフェンかっこええ。
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人気投票の途中経過はこんな感じ。

サイラスとテリオン強し、とはいえ8人が満遍なく投票されているとも言える。2回通ったのでアーフェンに2票投票できました。
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サイラスのコラボドリンク。無糖紅茶がとても落ち着く。
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ハンイットのコラボドリンク。桃とグレープフルーツがミックスされたとても爽やかな味だった。飲んだドリンクだとこれが一番好き。

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オクトパスライス。勿論タコライスなのだけれども、お肉の代わりに蛸を使って海鮮風味のソースに仕上げたもの。海鮮の酸っぱさとタコスソースの辛さが絶妙に絡み合い、めっちゃ美味しかった。ボリュームもしっかりしてた。
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オフィーリアのコラボドリンク。ライチソーダが夏にぴったり。
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トレサのコラボメニュー「商売繁盛!お宝盛り合わせパフェ」をデザートに。コインチョコや生クリーム、ヨーグルトソースなど考えられるスイーツをてんこ盛りに!大きさの割に密度がすごかった。

 

スクエニカフェはいつもコラボメニューが美味しいのでとても嬉しい。オクトラファンの集まる空間で美味しいひと時を過ごせた。またいつかやってほしい。

イベントレポ:トライノートゼミ第96回「夏のゲーム音楽聴き比べ」

2018/8/5に開催された、第96回トライノートゼミにゲスト参加させていただきました。

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場所が荒川にほど近いところだったので思わずパシャリ。

夏のゲーム音楽を語るには十分な……いやそれ以上に暑い日でした。陽射しがキツイ。

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ゼミの内容は軽い討論会みたいな感じ。

あらかじめゼミ生の皆様が候補として挙げた32曲を聴き比べしながら、色々と感想を言い合ったりしてゆく形式です。

こういったゼミ形式はいいところがたくさんあります。ちょうど一年前に「四属性聴き比べ」というゼミにも参加させて頂いたのですが、

 

・ゼミメンバーの皆様の選曲が(予想通り)マニアックなので、自分の知らない曲がたくさん聴けて楽しい

・自分よりも音楽の知識・経験のある人たちの意見や感想を直接伺えるのでめっちゃ勉強になる

ゲーム音楽好きな人たちの集まりなので、普段できない話を共有出来てめっちゃ楽しい

といういいことだらけでした。印象に残った意見などをまとめてゆきます。

 

・「夏」のイメージと「概念上の夏」

 ゼミ生の方の選曲をみてまず感じたのが、選んだ曲調が本当に多彩なものだったということです。ロック調の激しい曲、ピアノソロから始まるバラード、ボッサ、フュージョン、サンバ、テクノ……様々な音楽のごった煮でした。

なぜこんなにも選んだ曲がバラバラなのでしょうか、理由はいくつかありますが、大きなものとして「選曲者が思い描く夏のイメージがバラバラだから」という点があります。選曲者の数だけ、それぞれの夏の姿があると言えます。

ゼミ内ではいろいろな夏の姿が曲を通じて語られていました。うだるような暑い夏、避暑地のリゾートで寝そべって過ごす夏、都会のワルがたむろする夏の夜、まだ陽射しがキツくなる前の初夏、灼熱の外の陽気から逃れた先の図書館で感じる涼しげな夏の一瞬、陽気な夏のバカンスへ向かう車内BGM、都会から離れた田園風景で過ごす夏、日中の暑さが静かに過ぎ去った夕暮れの夏、盛りを過ぎて秋の足音が聞こえる季節、夏に行われるライブフェスなど人がたくさん集まって盛り上がる様子、などなど。

また今回のゼミでは皆さんが沸き立った「概念上の夏」という知見を得たのがとてもよかった。これは「実際の夏の姿から、危険な・不快なものを取り除いて構成された、理想の夏の姿」だと思います。

 例えば「田舎の夏に小道を歩く時の曲」として挙げられていた曲からは「陽射しを遮るものが何もなく、直射日光を浴び続けさせられるジリジリとした厳しい暑さ」が排除されていますし、「今は過ぎ去った夏の思い出がよみがえる曲」として挙げられた曲からは「その夏で経験した辛い思い出」が排除されているし、「夏の夕暮れを感じる曲」からは「暑さが収まって蚊や様々な虫が飛び回って体に張り付いてくる気持ち悪い感じ」が排除されているといえます。

勿論そういった諸々のリアリティを取り払って思い描いたイメージを表現するのが曲ではあるのですが、曲を聴いてイメージを受け取る側の人たちが、既にそういったリアリティを省いた状態で「夏」と認識していることが改めて面白かったです。

あとは「選んだ曲で、選曲者が夏が好きなのか嫌いなのかがわかる」といった視点もとても興味深いものでした。選曲ってのは個人の体験や趣向が大きく関わるところだと思います。

 

・音が季節を表すのか、季節が音を呼び起こすのか。

ゼミ生の方からは以前行った「春の曲聴き比べ」「冬の曲聴き比べ」などで挙げられていた意見を紹介されました。興味深かったのは、その季節をイメージする曲で多く使われる楽器の紹介、及びその楽器の使われ方、メロディ、音楽ジャンルの傾向などの分析です。

夏の聴き比べで挙がったものは、ラテンの楽器・リズム、ウクレレ、スチールドラム、ティンバレスなど暑い地方産まれの音楽や楽器などが使われると夏を感じるのではという視点。さらに、楽器の音色から感じる「風」「光」などの情景が夏をイメージさせるなど。ロックなどで用いられるエレキギター単体だとそうでもないが、清涼感を感じる高音のシンセピアノなどと組み合わせることによって夏を感じるという意見はかなり面白いものでした。

刷り込みやイメージなどで「この音色やメロディを聴くと夏を感じる」という視点があり、また一方で「夏のこのような情景を表現するために、この楽器を使った」という視点もありました。(後者は例えば「夏祭りを表現する為に、祭囃子や和楽器を使った」ということが挙げられます)

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季節を描いた曲について考えることは、その季節の本質とそれを表現した楽器やメロディやテンポ、スケールなどについて向き合うことになると思います。曲の魅力を考えたり、さらにはいい曲を作るためのヒントがこの先に転がっているような気がします。大変濃密で楽しい会でした。

 

またジャッジくんとコダック氏と一緒に遊んでください。