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雑記:必殺技!がカッコいいのはなぜか

ゲーム、特撮が好きな弟としばしば語る内容をここに記しておく。

 

必殺技ってのはカッコいい。いやとにかくカッコいい。そこにはカッコ良さの浪漫が詰まっている。色んな必殺技があるけれど、どれもこれもがカッコいい。あぁなんでこんなにカッコいいんだろう。

 

我々は一つ知見を得た、それは「タメ」だ。

 

必殺技は、他の技とは違う。他の技で相手にダメージを与えることも出来るが、必殺技は繰り出すことで今の状況を大きく好転させる為に繰り出すものだ。だから「普通の技とは明らかに違う」ということをはっきりとさせなければいけない。

 

それを演出するのが「タメ」である。言うならば「ここから必殺技が入ります!」と私たちに教えてくれる合図だ。

 

タメにはいろんな種類がある。例えばカメラワークを変えて別角度からシーンがはじまる、例えば暴れん坊将軍松平健が刀の峰の向きを変えてチャリン!と音を鳴らし「成敗!」と言い放つ。それまでリアルタイムで流れていた動きがスローになる、などなど。

 

アクションの楽しさである「緊張と緩和」の話にも繋がるのだろう、メリハリをつけて私たちが必殺技を待つ。構える。ここは見せ場だぞ!と脳にスイッチを入れる。だからゲームにおけるQTEも本来的にはそれを目指したものなのだろう。でも大事なのは、そのタメからはじまるシークエンスは同じでなければストレスを感じるということなんだ。フィギュアスケート選手があれだけ凄いジャンプができるのは練習した手順を同じように披露するからだ。羽生くんだって、ジャンプの時にいちいちランダムボタンのQTE求められたら4回転飛べないと思う。

 

話しが大きく逸れたが、とにかく必殺技のカッコ良さはタメが生み出しているということだ。

 

別の機会では特撮の色気の大切さを語ろう。