まさに百花繚乱!「幻影異聞録♯FE」レビュー 楽曲解説編
2019/9/5に放送されたニンテンドーダイレクト内にて、「幻影異聞録♯FE Encore!」がニンテンドースイッチソフトとして発売されることが発表されました。「幻影異聞録♯FE」はとても魅力的なゲームですが、特徴的な点は「様々な要素が全て高い完成度であり、ゲームとしての総合力が強い」という点だと思います。そこで今回はその要素の一つ「楽曲」に注目してゆきます。
ゲーム中に登場するキャラクターたちは、アイドルやアーティスト、俳優など、様々な芸能活動をしながら、自らの歌を発表しています。そこで今回は、ゲーム中のボーカル曲を集めたアルバム、「幻影異聞録♯FE ボーカルコレクション」の中の楽曲を解説してゆこうと思います。
(この記事内には、「幻影異聞録♯FE」に登場するキャラクターの魅力について語る際に、ゲーム内で明かされる内容もある程度含んでいます。記事を読むときはいわゆる「ネタバレ」に感じる要素もあるのでご了承ください。)
続きを読む雑記:スクショの楽しいところ、難しいところ。
スクリーンショット撮影機能がゲームハードの機能に最初から付いていることが、もはや当たり前の時代に。気軽にSNS投稿して楽しむこともできる反面、色々と思うところがあったので記事にしてみる。ニンテンドースイッチのスクショ保存枚数が限界に来てしまったので、その時整理した画像を振り返りながら、考えてみよう。
・プレイの記念写真として
自分がプレイした時の嬉しかった瞬間を撮影して、スクショとして残せるのは結構嬉しい。しかも「テトリス99」みたいな競うゲームで1位を取れた時は特に。記念の瞬間をスクショ撮影して、そしてSNSで喜びの報告をできることがまた嬉しい。ニンテンドースイッチだと動画も撮影できるので、その遊びもまた楽しい。
・プレイの思い出として
プレイした時の楽しかった思い出を振り返る為にスクショを撮ることがある。ゲームの景色が綺麗な時などは特にそう思う。この思い出を撮影するのに優れていたのが、「スーパーマリオオデッセイ」だった。カメラモードがあり、様々なフィルターなど演出を選ぶことが出来たのも輪をかけて面白かった。
ニュードンク・シティは撮影にぴったり。現実世界にマリオがやってきた!って感じがとっても溢れてる。
演出によってはモノトーン調も選べる。キノピオ隊長と遠くの街並みがよく似合う。
CMでも使われた路地裏もこの通り!ゲーム内でこのクォリティである。
あの思い出のピーチ城を、スーファミ風にすることもこの通り。
笠地蔵とマリオ。
めっちゃ美しいステージだった。
「スーパーマリオオデッセイ」みたいに、世界そのものが美しいものを撮影するのはとても楽しかった。何よりいいところは、一人一人の写真に個性がでること。同じ世界を旅していても、そこで経験したゲームプレイの思い出が一人一人違うってのを、最も表現しやすいやり方だと思った。とても多くの人のスクショを見て、旅の思い出を聞いてみたくなった。
ここからは、ちょっと難しいと感じた点について。
・いいスクショを撮るタイミングが難しい
とはいえここで写真撮りたい!と思っても、なかなかうまく行かないのが、写真撮影に慣れていない人にとってはもどかしくも感じる。
うまく正面で撮りたいんだけど……
くるくる回ってなかなか撮れない!
ここだ!というシーンに合わせて写真を撮るのは慣れるまで大変だと思う。そしていまだに慣れてはいない。というかムービーシーンは基本的に一期一会。
・イベントムービー中にスクショを撮るのが野暮に感じてしまう
筆者が一番スクショ周りで悩んだところ。勿論野暮に感じるならやめてしまえばいいと自分に言い聞かせているけども。とはいえ物語の考察などをしたい時に、見返すことが出来るスクショは便利だし……という感じ。物語に没頭したい欲と、しっかり思い出をかみしめたい欲がせめぎあうところ。
また、せっかくのイベントシーンでもスクショが下手だと色々と台無し。
微妙にその前のシーンが薄く映っているので、よく見えない亀ちゃん。
台詞を撮影するのに夢中になって、顔が全く見えないレックスとメレフ。
キメ台詞をジト目で台無しにするレックス。
圧が強すぎてブレるメツ。
ストーリーを語ってくれるイベントシーンでは、物語を読み取りながら、スクショをいいタイミングで撮影するのは非常に難しいと思う、つまり、こうやって物語を楽しむ自分と、もう一人、いい写真を撮ってくれるアシスタントがいればいいのに、と思う。
しかし、ご安心あれ。そうやって「ゲームをやりながら、いい写真を自動でたくさん撮ってくれる」という素晴らしい機能を備えたゲームが、既にある。
「ファイナルファンタジーⅩⅤ」である。
ファイナルファンタジーXV ロイヤルエディション - PS4
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2018/03/06
- メディア: Video Game
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「FFXV」ではプロンプトという仲間であり大切な友人が、その度の道中でたくさん写真を撮ってくれる。そしてそれを保存して見返すことができる。これが筆者はとても馴染んだ。手間もかけず、かついい感じの(時にはどうでもいいシチュエーションの)写真をたくさん撮影してくれるからだ。
というわけで、「すべてのRPGには、プロンプトを実装してほしい」が筆者の願いとなります。
今日はこんな感じ。
雑記:ゲームを遊んでくれるロボがほしい
言いたいことはタイトルの通りです。
好きなゲームを遊ぶのはとても楽しいけど、だからといって24時間365日ずっとゲームだけやっているってのはとても辛い。それはゲームだけやっていても人生を生きてゆくだけの稼ぎが得られないので辛いという意味であり、またゲームを遊ぶ以外にも他にもっと有益なことや楽しいこともあるので、ゲームだけをひたすら遊んでいるということが辛く感じてしまうことでもあります。必然的にゲームを遊べる時間は限られてくるし、人生という長いスパンで見たら、ゲームを遊べる時間は有限だということを感じるのです。
そうやって限られた時間の中で「効率性」などを考えてゆくと、タイトルの願いが浮かんできます。「ゲームを遊んでくれるロボがほしい」と。例えばゲームを遊んでいると、明らかに「ゲームのプレイ時間を稼ぐためのコンテンツ」というものに出会うことがあります。具体的に言えば、RPGの「お使いクエスト」「収集クエスト」のように何かものを集めることが目的だったり、強制的に広大なマップを歩かせるもの。または「やりこみ要素」という類のものや、「イベントクリアに必須な素材を集めるもの」なども挙げられます。(筆者が遊んだゲームだと、ゼノブレイド2はこのようなクエストがとても目立ちました。それら諸々については後日別の記事を書きたいと思います。)
これらのコンテンツは、もっとゲームを長く楽しんでほしいという思いで作られた、いわば「ゲームの寿命を延ばすためのコンテンツ」と言えるでしょう。たとえばいわゆるソーシャルゲームでは、そのゲームに触れる時間を長くするために作られていると考えられます。長くゲームを遊べるということは、勿論楽しいことなのかもしれませんが、その一方で限られた時間をいつまでも”作業”になってしまいそうなコンテンツに浸かっているのは、とても勿体ないと感じてしまうのです。単純作業の繰り返しならば、いっそ自動化してしまって、それが終わるまで別のことをしたほうが効率的で有益なのでは、とついつい考えてしまいます。
そこで、ロボです。
例えば「世界樹の迷宮」シリーズで探索してもらう、ソシャゲのイベントを走ってもらう、収集クエストをやってもらう……日中仕事をして帰ってくると、ロボが進捗を報告してくれる。「ロボ、今日はどこまで進んだんだ?……そうか!もうそこまで進んだのか!いいぞロボ!」なんて言いながら、確認してゆくのはとても楽しいと思います。
ゲームはしっかり楽しみたい、けれども時間を無駄にはしたくない。歯がゆい気持ちを持ちながら、考えてまた遊んでいこうと思います。
ミラージュと共に輝く個性! 「幻影異聞録♯FE」レビュー キャラクター編
2019/9/5に放送されたニンテンドーダイレクト内にて、「幻影異聞録♯FE Encore!」がニンテンドースイッチソフトとして発売されることが発表されました。「幻影異聞録♯FE」はとても魅力的なゲームですが、特徴的な点は「様々な要素が全て高い完成度であり、ゲームとしての総合力が強い」という点だと思います。そこで今回はその要素の一つ「キャラクター」に注目してゆきます。
キャラクター説明の前に、ゲームの世界を簡単に説明します。
続きを読む華やかで戦略的で気持ちいい! 「幻影異聞録♯FE」レビュー バトルシステム編
2019/9/5に放送されたニンテンドーダイレクト内にて、「幻影異聞録♯FE Encore!」がニンテンドースイッチソフトとして発売されることが発表されました。元々はWiiUで発売された「幻影異聞録♯FE」というゲームで、本作はそこに様々な追加要素を加えた移植作品となります。ファイアーエムブレムシリーズとアトラスのコラボ作品として注目されたゲームです。筆者もWiiUでプレイしましたが、これまで遊んだゲームの中でも五本の指に入る、とても素晴らしく心に残る作品でした。「幻影異聞録♯FE」はとても魅力的なゲームですが、特徴的な点は「様々な要素が全て高い完成度であり、ゲームとしての総合力が強い」という点だと思います。そこで今回はその要素の一つ「バトルシステム」に注目してゆきます。
幻影異聞録♯FE Encore [Nintendo Direct 2019.9.5]
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